岐阜駅北口前に鎮座する金色の織田信長像は、いつから設置されているのでしょうか。黄金に輝くその像は、岐阜市制120周年を記念して2009年(平成21年)に建立され、信長公ゆかりの岐阜に新たなシンボルとして誕生しました。
本記事では、像の建設経緯や特徴、最新情報として行われた修復工事や記念イベントなどを交えて詳しくご紹介します。岐阜の歴史や文化を象徴する像の魅力にも迫ります。
目次
岐阜に設置された金の信長像はいつから?
岐阜駅北口ロータリーにある金色の織田信長像は、2009年(平成21年)9月に完成しました。これは岐阜市制120周年を記念した事業として、市民や企業からの寄付金で建立されたものです。
設置当初から多くの人の目を引き、岐阜市の新たなシンボルとして親しまれています。
岐阜市制120周年記念事業としての設置
岐阜市は戦国時代、織田信長が「井の口」と呼ばれた地を治めた歴史があり、信長公本人がこの地を「岐阜」と改名したことでも知られています。このゆかりの深い場所において、市制120周年を機に信長公の像を建立するプロジェクトが立ち上がりました。市では信長公が岐阜の繁栄に尽力した功績を讃え、像を通じて歴史や文化を発信する意図が示されました。
像が完成した時期・制作の流れ
像は2009年9月に岐阜駅北口ロータリーに完成・設置されました。日本を代表する彫刻家である田畑功氏によって制作され、製作期間は約2年間に及んだといわれます。制作費用は約3000万円(寄付金で賄われた)で、像本体は約3m、台座を含めた全高は約11mに達する巨大な彫像として完成しました。
建設にかかった費用と寄付の取り組み
像の制作には多額の費用が必要であったため、市民や企業から広く寄付を集める募金活動が行われました。募金は「信長公の銅像を贈る会」という組織を中心に進められ、地元企業や個人が多く協力しました。集まった寄付金は制作費用に充てられ、台座の一部には寄付者の氏名が刻まれるなど、地域の支援によって建設が実現したことがうかがえます。
金の信長像の特徴と象徴性
金の信長像は全身が金箔3層張りで覆われており、日光を受けて鮮烈に輝きます。像の高さは像本体が約3m(台座含めて約11m)で、岐阜駅北口広場を見下ろす大きなスケール感があります。
像の姿はマントを翻し、右手に火縄銃、左手に西洋兜を持ったポーズで、信長公の先進性や戦国時代の力強さがデザインに込められています。
信長像のデザインと持ち物の意味
信長像はマントを羽織り、右手に火縄銃、左手に西洋兜を持つ姿で立っています。これは信長公が戦国時代に西洋の火器や文化をいち早く取り入れた先進的な面と、武具の兜で強固な防衛の意志を表現しているものです。像がまっすぐ前方を見据える力強い構えは、常に「変革」を目指して新しい時代に挑み続けた信長公の精神を象徴しています。
金箔3層張りの技術と光沢
像全体には3層の金箔が丁寧に張られており、その加工によって長期間にわたり鮮やかな光沢が保持されます。金箔張りは非常に高度な技術を要し、屋外の環境でも色あせしにくい特徴があります。この豪華な仕上げによって、金の信長像は遠方からでもひときわ目立ち、岐阜の新名所として多くの人の注目を集めてきました。
像の大きさと迫力
金の信長像は全高約11m(台座約8m+像本体約3m)と非常に大きく、見る者を圧倒する迫力を持ちます。岐阜駅前広場は視界が開けているため、この巨大像の姿は駅の遠くからでも確認できます。大きさゆえに観光客だけでなく、普段駅を利用する市民にも強い印象を残し、岐阜のシンボルとして親しまれています。
金の信長像10周年!修復と記念イベント
建立から10年を迎えた2023年、岐阜市では金の信長像に関する修復作業や記念イベントが実施されました。長年の風雨により一部で金箔に剥がれが見られたため、10周年を機に像を蘇らせるための補修工事が行われています。また、駅前を中心にパレードや展示会など各種イベントも開催され、岐阜の観光振興と町の賑わいづくりが図られました。
金箔補修工事の実施
岐阜市は2023年秋から信長像の金箔補修工事を開始しました。作者である田畑功氏が監修し、剥がれが目立っていた部分の金箔張り替えを進めています。報道によれば、2023年10月から像を仮設シートで覆って修復作業を行い、当時の美しい輝きを取り戻す予定です。
10周年記念イベントと周辺の再整備
10周年を記念して、駅前や周辺では様々なイベントが行われました。11月4日には金公園でレトロ電車(丸窓電車)のお披露目式が開催され、地元の子どもたちも参加して祝賀ムードとなりました。さらに11月16日には金公園から信長像前までパレードが行われ、岐阜県警など関係者も加わって実物の電車を移動する盛大な行列となりました。これらのイベントで像周辺は多くの人で賑わい、金の信長像を中心とした観光スポットとしての魅力がさらに高まりました。
今後の展望と観光への期待
今後も金の信長像は岐阜の観光シンボルとして期待されています。
補修後は一層鮮やかな黄金の輝きを取り戻し、多くの観光客を惹きつけることでしょう。また、駅前広場ではパレードやコンサートなどのイベントが定期的に行われており、今後も信長像を起点とした地域活性化が図られています。
金の信長像へのアクセスと周辺観光
金の信長像はJR岐阜駅北口の駅前広場(信長ゆめ広場)に設置されています。名古屋方面から訪れるにはJR岐阜駅または隣接する名鉄新岐阜駅で下車し、北口から徒歩ですぐです。駅前広場に突き出るように立つ像は目立つため、初めて訪れても迷うことなくたどり着けます。
JR岐阜駅北口からの行き方
JR岐阜駅北口を出て右側(岐阜城方面)へ進むと、間もなく広場中央に金の信長像が現れます。階段やエスカレーターもあり安全にアクセスできます。名鉄新岐阜駅からも北へ徒歩数分で到着可能で、公共交通機関でのアクセスも良好です。
周辺の観光スポット
金の信長像周辺には歴史的な観光名所が豊富にあります。岐阜城(稲葉山城)や長良川沿いの川原町、金華山ロープウェーなどが近く、信長像からの散策コースに最適です。特に岐阜城は信長公ゆかりの地であり、天守閣からは像を含めた岐阜市街を一望できます。像見学と合わせてこれらのスポットを巡ることで、岐阜観光を存分に楽しむことができます。
おすすめの観光ルート
岐阜駅前を拠点にするモデルコースとしては、まず金の信長像を見学し、その後金華山ロープウェーで岐阜城へ向かうルートがあります。
岐阜城を見下ろした後は川原町を散策し、郷土料理やお土産を楽しむのも良いでしょう。夏には長良川の鵜飼見物も人気で、信長像から岐阜城方面をめぐる歴史探訪とあわせて訪れるのがおすすめです。
まとめ
岐阜市制120周年記念事業の一環として建立された金の信長像は、2009年から駅前広場に立っています。高度な金箔3層張りの技術で飾られた高さ約11mの像は、岐阜の歴史を象徴する風景となっています。建立から10年経った2023年には補修工事が行われ、今後も観光客を魅了し続けることでしょう。
信長像周辺には岐阜城や川原町など多くの観光スポットがあり、アクセスも便利です。この記事で解説した由来や最新情報を参考に、岐阜観光の際にはぜひ金の信長像も訪れてみてください。
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