岐阜県郡上市にある郡上八幡は、夏の郡上おどりや城下町の風情が魅力的な観光地です。しかし山あいに位置するため、アクセス方法が気になる方も多いでしょう。この記事では、郡上八幡への行き方を鉄道・高速バス・車の3つの手段に分けて解説します。所要時間や料金など最新情報をまとめていますので、旅行計画の参考にしてください。
目次
郡上八幡へのアクセス(電車・バス・車)
郡上八幡へのアクセスは主に電車・バス・車の3通りがあります。
電車の場合、名古屋駅や岐阜駅からJR高山線で美濃太田駅まで行き、長良川鉄道に乗り換えて郡上八幡駅へ向かいます。道中の車窓から清流長良川の風景が楽しめます。
バスでは、名古屋駅(金山駅)や岐阜駅から高速バスが運行し、郡上八幡IC(高速道路下車)や市街地まで直行できます。バスは本数も比較的多く、乗り換え不要で移動できるのがメリットです。
車で向かう場合は東海北陸自動車道が便利です。名古屋・岐阜方面から約1時間、高山方面から約40分ほどで郡上八幡ICに到達します。ICから城下町までの道順や駐車場情報も要チェックです。
いずれの交通手段もメリットと注意点がありますので、次項以降で詳しく見ていきましょう。
電車でのアクセス
郡上八幡まで鉄道で行く場合、名古屋・岐阜方面から美濃太田駅経由で長良川鉄道に乗り継ぎます。名古屋駅からはJR特急「ワイドビューひだ」が約40分で美濃太田駅に到着し、そこから長良川鉄道(郡上八幡行き)に乗り換えて約1時間30分です。名古屋駅から合計でおよそ2時間10分程度、料金は特急料金を含めて約2,500円前後(運賃+指定席・自由席料金)となります。
岐阜駅からの場合、JR高山本線で美濃太田駅まで約30分。その後は美濃太田駅で長良川鉄道に乗り継ぎます。岐阜発の総所要時間は約2時間ほどで、運賃は乗車距離に応じた約2,000円前後です。名古屋経由より若干速く到着し、料金もわずかに安い場合があります。
高山方面から電車でアクセスする場合は、JR高山本線の「ワイドビューひだ」で美濃太田駅まで約1時間10分。そこから長良川鉄道に乗り換えて郡上八幡駅へ向かいます。高山駅からの所要時間は約2時間前後です。便数が少ないため、運行本数や接続時間は事前に時刻表で確認しておきましょう。いずれも郡上八幡駅が最寄り駅で、駅から城下町までは徒歩10分ほどです。
バスでのアクセス
名古屋方面から郡上八幡へは、名古屋駅(新幹線口)や名鉄バスセンターから出る高速バスが利用できます。代表的な路線はJRバス・濃飛バスの「ひだ高山号」で、名古屋~高山を結ぶ便の一部が郡上八幡ICで停車します。所要は約1時間15分ほど、料金はおおよそ2,400円です(高速料金込み・座席指定)。朝晩を中心に複数便あり、郡上八幡ICで下車後は市街地までのシャトルバスや徒歩でアクセスできます。さらに、金山駅発のVIPライナー夜行バスもあり、早朝に郡上八幡近くに到着できる便利な手段です。
岐阜方面からのアクセスには、岐阜バスの高速「高速八幡線」が直行便を運行しています。JR岐阜駅前(名鉄岐阜駅)~郡上八幡のバスが1時間に1本程度あり、終点は「愛宕公園前」で郡上市役所や観光案内所の近くです。所要時間は約1時間15分、料金は片道約1,840円です。バス停から郡上八幡城周辺の観光スポットへは徒歩圏内です。
その他、関西方面からは名古屋経由、北陸方面からは金沢~高山経由の高速バス利用が可能ですが、運行本数は限られます。いずれの場合も高速バスは事前予約が可能な便が多く、連休期や盆など繁忙期は満席になることがあるので予約しておいた方が安心です。
車でのアクセス
車での移動は東海北陸自動車道の利用がおすすめです。名古屋市からは名神高速で一宮JCTへ向かい、そこから東海北陸道を北上して郡上八幡ICへ約90分ほどで到着します(距離約80km)。渋滞がなければ約1時間で着き、片道の高速道路料金はETC利用で約1,720円(通常料金の場合)です。また、名古屋市内からは一般道経由(国道155号など)や中央道利用のルートもありますが、高速道路が利用できる場合は時間短縮になります。
岐阜市方面からは、岐阜各務原ICから東海北陸道を利用し片道約40分で郡上八幡ICに到着します(約40km)。または、国道156号を北上するルートで風光明媚なせせらぎ街道を経由しつつ約1時間20分で行く方法もあります。大阪・京都方面からの場合は名神高速~一宮JCT経由、東京方面からは中央道~東海環状道~東海北陸道経由となり、どちらもおよそ3〜4時間程度のドライブになります。
高速道路を利用する場合、郡上八幡ICから市街地までは案内標識に従って進むと便利です。城下町中心部の駐車場は複数あり、八幡城下町プラザや市役所前などに有料・無料の駐車区画があります。郡上おどり期間中や連休は混雑・満車になることが多いため、駐車場の空き状況を事前に確認したり、公共交通との組み合わせも検討しましょう。
電車でのアクセス方法

郡上八幡まで鉄道でアクセスする場合、名古屋・岐阜方面からJR線を乗り継いで向かいます。乗り換えの要所は美濃太田駅です。まず名古屋駅からJR東海道本線で約20分岐阜駅へ、または特急ワイドビューひだで約40分美濃太田駅へ。岐阜駅経由の場合、JR高山本線で美濃太田駅まで約30分かかります。どちらでも美濃太田駅に到着したら、長良川鉄道郡上八幡行きに乗り換えます。長良川鉄道は普通列車が中心で、郡上八幡までは約1時間30分です。
名古屋方面から
名古屋駅から郡上八幡へ向かう場合、まずJR特急「ワイドビューひだ」に乗車し美濃太田駅へ。特急を利用しない場合は東海道線で岐阜駅まで行き、岐阜駅から高山線で美濃太田へ向かいます。名古屋→美濃太田は特急利用で約1時間(乗換え時間含まず)、普通列車利用でも約1時間20分ほどです。美濃太田で長良川鉄道に乗り換え後は約1時間30分で郡上八幡駅に到着します。
運賃の目安は、名古屋駅~美濃太田駅間が約1,500円、長良川鉄道の料金が約1,000円の合計で約2,500円です(特急利用の場合、自由席特急料金含む)。所要時間は乗り継ぎ時間次第ですが概ね2時間10分程度です。なお特急「ワイドビューひだ」は指定席列車なので乗車券と特急券が必要です。名鉄本線経由も可能で、名鉄名古屋→名鉄岐阜→長良川鉄道の経路もありますが、運賃や所要時間はほぼ同等です。
岐阜方面から
岐阜駅からはJR高山本線の普通列車で美濃太田駅へ向かいます。岐阜駅~美濃太田駅は約30分、料金は約780円です。美濃太田駅で長良川鉄道に乗り換え、郡上八幡まで約90分(約1,000円)です。岐阜駅発の合計所要時間は約2時間、乗り換え時間にもよりますが長良川鉄道への連絡は比較的良いです。
高山線は平日に昼間は1時間に1~2本程度の運行頻度、高山~富山方面の列車本数は少なめです。郡上八幡行きの計画を立てる際は、美濃太田での乗り換え時間や長良川鉄道の運行本数を確認しておきましょう。冬季や災害時は列車の運転本数が減る場合があるので、最新の時刻表を参照してください。
高山方面から
高山駅からは直接郡上八幡への鉄道ルートはありません。高山から広狭の「ワイドビューひだ」で美濃太田駅まで乗り通し、そこから長良川鉄道で郡上八幡に向かいます。ワイドビューひだの高山~美濃太田は約1時間5分、高山駅からの所要時間は約2時間20分です。料金は約5,340円(自由席)です。
または、高山駅から岐阜方面へ向かう普通列車に乗り、美濃太田駅で下車する方法もありますが、乗換えや列車本数を考慮するとワイドビューひだが便利です。電車は車窓から迫間川や山々の景色が楽しめますが、遅延や運休に注意し、乗換え時間は余裕を持って計画しておきましょう。
バスでのアクセス方法
高速バスを利用した郡上八幡へのアクセスは、乗り換えなしで便利ですが本数や運賃を確認する必要があります。名古屋・岐阜方面からの直行便が中心で、所要1~1.5時間、料金2,000〜3,000円程度です。ここでは代表的な路線を紹介します。
名古屋駅・金山駅から
名古屋からの直行高速バスは、JRバス・濃飛バスの「ひだ高山号」が運行しています。名古屋駅(新幹線口)や名鉄バスセンターから毎日数便あり、郡上八幡IC(終点)まで約81分です。料金は指定席で大人片道約2,400円です。郡上八幡IC下車後は、徒歩または地元運行のシャトルバスを利用して市街地へ移動します。
また名古屋の金山駅からはVIPライナーの夜行バスが就航しており、早朝に郡上八幡付近(郡上八幡城下町プラザ前など)に到着します。荷物が多い場合は旅行鞄も預けられるので便利です。高速バスは予約制で、連休や夏祭り期間は満席になることもあるので、早めに予約手続きをすると安心です。
岐阜駅から
岐阜駅前からは岐阜バスの「高速八幡線」が運行しており、郡上八幡市街地まで直結しています。名鉄岐阜駅やJR岐阜駅前から乗車でき、終点「愛宕公園前」(郡上市役所付近)まで約1時間15分です。料金は大人片道約1,840円です。市街地中心部のバス停なので移動が便利で、乗換えが不要なのがメリットです。
高速バスは渋滞の影響を受けることがあるため、土日祝日は運行時刻に余裕を持った計画をおすすめします。最新の時刻表や運賃は、各バス会社公式サイトや旅行会社サイトで確認しましょう。
他の高速バス路線
上記以外では、東京・大阪から郡上八幡直行のバスは運行していません。関西方面からは、名古屋経由での高速バスや電車利用が一般的です。また、中部国際空港から名鉄線で名古屋市内へ出てから高速バスを利用するルートもあります。金沢・富山方面から訪れる場合はJR北陸本線で高山方面に向かい、高山濃飛バスセンター経由の高速バスに乗り継ぐ方法がありますが、本数は少なめです。
車でのアクセス方法
郡上八幡は東海北陸自動車道の郡上八幡ICが最寄りインターです。郡上市街地中心部へはICから県道や国道を経由してアクセスします。以下、主要都市別の道のりを紹介します。
名古屋・岐阜方面から
名古屋市中心部からは、名神高速道路で一宮JCTへ向かい、東海北陸自動車道に入ります。郡上八幡ICまでは約80kmで、渋滞がなければ所要時間は約1時間です。東海北陸道は片側2車線なので順調に走行でき、燃料代以外の料金はETC利用で約1,720円(通常期)です。
岐阜市から向かう場合は、岐阜各務原ICから同じく東海北陸道を利用できます。郡上八幡ICまでは約40kmで、所要約40分ほどです。一般道利用なら国道156号もあり、景色を楽しみながら国道利用で1時間弱で到着します。ただしセンターラインのない区間もあるため、運転には注意が必要です。
高山・大阪方面から
高山方面から来る場合、東海北陸道の高山西IC(飛騨清見IC)を利用し、郡上八幡ICまで北上します。高山西ICから郡上八幡ICまでは約60km、所要約1時間10分です。運賃は約1,720円で、運転時間が比較的短いのでおすすめのルートです。国道経由の場合は高山から白鳥・大和経由で約1時間半です。
大阪・京都方面からは名神高速・東海北陸道経由で一宮JCTから進みます。距離は約200km、渋滞なしでも2時間以上かかります。東京方面からは名神~中央道~東海環状道経由で東海北陸道へ入り、郡上八幡ICへ。片道約330kmで舗装道路が整備されており、およそ4時間のドライブとなります。
駐車場情報
郡上八幡城下町周辺には市営・民営の駐車場が複数あります。主要な「城下町プラザ駐車場」や「宗祇水周辺駐車場」は観光地に近く、1日あたり数百円の料金で利用可能です。また、郡上八幡IC近くにも無料駐車スペース(おどり会館付近など)が整備されています。
ただしGW・盆・おどりシーズンなど観光客が多い時期は混雑しやすく、満車になることもあります。駐車場を探す時間ロスや歩く距離を減らすためにも、早朝の到着や公共交通との併用も検討しましょう。ガソリンスタンドは市街地に数軒あり、給油に便利です。
まとめ
郡上八幡へのアクセスは、電車・高速バス・車のいずれも可能です。例えば名古屋から行く場合、電車ならワイドビューひだ+長良川鉄道で約2時間10分、料金約2,500円。高速バスなら1時間15分程度、料金約2,400円で直行します。車なら東海北陸道で1時間程度、ETC高速料金約1,720円(※)で着くルートがあります。
| 交通手段 | 名古屋からの所要時間 | 料金(片道目安) |
|---|---|---|
| 電車(名古屋経由) | 約2時間10分 (ワイドビューひだ+長良川鉄道) |
約2,500円 (特急料金含む) |
| 高速バス | 約1時間15分 (名鉄バスセンター~郡上IC) |
約2,400円 |
| 車(高速利用) | 約1時間 (東海北陸道利用) |
高速料金 約1,720円 |
※名古屋IC~郡上八幡IC間の高速道路料金(ETC普通車・通常期)。
上記のように、それぞれ一長一短があります。電車は乗り換えが必要ですが、風景を楽しめる反面、ICチケットなども準備しましょう。高速バスは乗り換えなしで楽ですが、運転士交代や休憩で所要時間が変わる場合があります。車は自由度が高い反面、渋滞時や駐車場探しには注意が必要です。最新の時刻表や交通情報を確認し、自分の旅行スタイルに合った方法を選んでください。安全で快適な郡上八幡の旅をお楽しみください。
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