岐阜城の歴史を訪ねて!絶景と観光ポイント完全ガイド

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コラム

岐阜城は金華山山頂に立つ名城で、戦国時代の歴史を今に伝えています。織田信長が拠点とした城として有名で、山頂から見渡す360度のパノラマビューは圧巻の美しさです。
本記事では岐阜城の歴史、見どころ、アクセス方法、周辺観光情報などを詳しく解説し、岐阜城観光の魅力を余すところなく紹介します。
また、ロープウェーや登山道を使って金華山に登る楽しみや、春の桜や秋の紅葉、夜間ライトアップのイベントなど季節ごとの魅力も満載です。岐阜市のランドマークであるこの城を訪れる際に知っておきたいポイントをまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

岐阜城の概要と特徴

岐阜城は岐阜市のシンボルで、金華山(きんかざん)山頂(標高約329m)に築かれた山城です。かつては「稲葉山城(いなばやまじょう)」とも呼ばれ、鎌倉時代末期に二階堂行政らによって初めて築かれたと伝えられます。戦国時代には難攻不落の城として知られ、『美濃を制する者は天下を制す』という言葉にも象徴されるほど重要な拠点でした。鉄筋コンクリート造の現存天守閣は1956年に再建され、3層4階で城下町や山々を一望できる展望台となっています。金華山の岩山の上にそびえる姿は岐阜市全体を見守るランドマークで、市街地からもその雄姿が見えます。

城郭の構造としては、山上の本丸郭と山麓の居館(岐阜公園周辺)が登城路でつながり、重要拠点を守る複数の曲輪や砦が配置されていました。現在見られる石垣や巨石列には、中世から近世へかけての築城技術の特徴が残っており、その歴史的価値も高く評価されています。本丸跡に復元された天守閣は高さ約15メートルで、周囲の自然を背景にした堅牢な意匠が特徴です。山全体が天然の要害となっていたため城内には堀はなく、急峻な岩肌を利用した構造になっています。

岐阜城の基本情報

岐阜城(ぎふじょう)は岐阜県岐阜市金華山天守閣18番地に位置し、元は稲葉山城と呼ばれていました。現在の天守閣は1956年に再建されたもので、鉄筋コンクリート造の3層4階建てです。城の展望フロアからは長良川(ながらがわ)や市街地だけでなく、遠くは北アルプスや伊吹山まで見渡せる360度の眺望が楽しめます。入場料を払って天守内を見学でき、城下町の歴史や城郭の資料も展示・紹介されています。岐阜城は日本100名城にも選ばれており、岐阜市の代表的な観光地のひとつです。

城郭の特徴と構造

岐阜城は山城ならではの特徴を備えています。本丸跡がある山頂部は高さ329mの金華山の岩盤上で宙に浮くように築かれており、その周囲には多数の曲輪と砦が配置されて山を天然の要塞としています。城の石垣には非常に大きな岩石を用いた箇所が残り、戦国期の石築技術を伝えています。当時は複数の櫓や門が建ち並び、攻め手を寄せ付けない難攻不落の城郭でした。現在復元された天守閣はその意匠を生かして再建され、城の歴史を象徴する存在として市民に親しまれています。

城内の展示・資料

現存天守閣の内部は資料展示室となっており、岐阜城ゆかりの品々が多数公開されています。斎藤道三や織田信長に関する武具・古文書のレプリカ、戦国時代の地図や城郭模型、出土品など、当時の岐阜城と城下町の様子を知る資料が揃っています。最上階の展望室には城の歴史解説パネルも充実しており、学芸員による解説が掲示されています。訪問者は防護柵越しに郡上八幡など周辺地域まで見渡せる眺望とともに、岐阜城の戦国ロマンを体感することができます。

岐阜城の歴史と背景

岐阜城の歴史は室町時代末期に遡ります。鎌倉時代末期の建仁年間(1201~1204年)に築かれた稲葉山城がその始まりです。戦国時代には美濃(現在の岐阜県)を支配した関係者である斎藤氏の居城となり、特に武将・斎藤道三が城主だった時代に隆盛を極めました。道三は家督争いや領国経営で城下町の発展に尽力し、稲葉山城は尾張や近隣地域との覇権を巡る重要拠点となりました。城は難攻不落として知られ、『美濃を制する者は天下を制す』とも言われたほどです。

永禄10年(1567年)、織田信長がこの城を攻略すると、城の名称は「岐阜城」に改められました。信長は城下町を復興し、新たな「岐阜」の名を全国に知らしめ、天下統一への拠点としました。天正4年(1576年)には嫡男・徳川信忠に城主を譲りましたが、天正10年(1582年)に本能寺の変で信長が倒れた後も岐阜城は重要な役割を果たしました。慶長5年(1600年)の関ヶ原の戦いでは、信長の孫・織田秀信が西軍についたため、東軍勢により城は攻められて落城。その後、岐阜城の天守や櫓は廃され、氏家氏が城を譲り受けて近隣の加納城に移築されました。

以降、岐阜城は城郭としての役割を終え、築城当時の建物は現存しませんでした。しかし近年、戦国時代の史跡として城跡や石垣が保護・公開され、1956年(昭和31年)には山頂に現在の天守閣が再建されました。復興天守閣は当時の姿を再現しており、岐阜市のシンボルとして多くの人々に親しまれています。

斎藤道三と稲葉山城

岐阜城(稲葉山城)の中世史を語る上で欠かせないのが武将・斎藤道三の存在です。道三は本名を利政(としまさ)ともいい、尾張から美濃へと渡った革命児として知られます。道三は家督争いに勝利して稲葉山城の城主となり、かつて小規模だった城郭を拡張・強化しました。城下町の整備や経済振興にも力を入れ、当時の稲葉山は大いに繁栄しました。「蝮(まむし)殿」と呼ばれた道三の統治下で、稲葉山城は美濃国一の拠点へと変貌を遂げたのです。こうして整えられた稲葉山城はその戦略的価値から織田信長の目にも止まり、後に大きな転機を迎えます。

織田信長時代の岐阜城

1567年に織田信長が稲葉山城を攻略すると、城は「岐阜城」と改名され、城下は「岐阜」と呼び直されました。信長は岐阜城を拠点に天下統一への道を歩み、天下布武(てんかふぶ)の大義を掲げて軍事・政治の中心地としました。岐阜城下では商業政策(楽市楽座)も推進し、城下町が一挙に活気づいたと伝えられています。1576年、信長は嫡男・織田信忠に城主の座を譲りましたが、岐阜城は安土城築城(1579年)まで彼の居城でした。戒厳令を恐れず先進的だった信長の時代には、岐阜城は織田家の拠点として多くの城郭構造や行政制度の改革が行われ、一層の歴史的重要性を帯びました。

関ケ原以降と再建

慶長5年(1600年)の関ケ原の戦いで、当時岐阜城主だった織田秀信(信長の孫)が西軍に味方したため、戦後は東軍(徳川方)によって岐阜城は落城しました。その後は城郭としての価値を失い、城の主要構造物は隣の加納城へと移築されてしまいました。以降、岐阜城跡は長く廃墟となっていましたが、昭和になってその史跡保存に関心が高まり、1956年に現在の三層四階の天守閣が復元されました。もとの城郭配置に忠実な形で再建された天守閣は、その後岐阜市の観光施設として整備され、展望台や資料館として来訪者に公開されています。

岐阜城の見どころ

岐阜城が持つ魅力の大きな一つが、360度の大パノラマです。山頂の天守閣展望室からは、眼下に清らかな長良川が流れる岐阜市街が広がり、東方には恵那山や御嶽山、北には乗鞍岳や北アルプスの連なりが見えます。西側には伊吹山や養老山地、南側には濃尾平野から伊勢湾までの遠景が望め、晴れた日には名古屋市街地のシルエットも確認できます。また、金華山の裾野は天然の森となっており、四季折々の自然も大きな見どころです。春は城山近くの千本桜や金華山山麓の花が彩り、秋は紅葉が山一面を赤く染めます。冬は空気が澄み、城から見る山々がひときわ美しい姿を見せます。ここでは展望や自然など、岐阜城観光の代表的な見どころを見ていきましょう。

天守閣からの絶景

岐阜城最大の見どころは、やはり天守閣最上階からの眺望です。標高329mの金華山山頂に位置するため、天守からは北東に御嶽山や木曽の山々、北に乗鞍・北アルプス、西に伊吹山・養老山脈、南西に濃尾平野と伊勢湾、南東に小牧・名古屋方面まで一望できます。眼下には長良川がゆったりと街を横切り、夜にはきらめく市街地の夜景が360度に広がります。特に夕景のグラデーションは絶景で、「日本の夜景遺産」にも認定されるほど観光客を魅了しています。展望室の東西には双眼鏡も設置されており、遠くの山並みや名所をじっくりと眺めることができます。

四季折々の風景

岐阜城周辺は四季折々の自然美が楽しめるスポットです。春には城下の岐阜公園と金華山麓に約800本の桜が開花し、花見客で賑わいます。夜には桜の開花に合わせてライトアップも行われ、幻想的な夜桜風景も見どころです。夏は木々の緑が深まり、城山一帯は涼風の散策コースに。近くの「金華山リス村」では野生のニホンリスや野鳥が暮らしている姿が見られ、子ども連れの散策にも人気です。秋になると城山の木々が紅葉に彩られ、燃えるようなオレンジや紅の絨毯が広がります。金華山頂では10月中旬から11月下旬にかけてコスモス畑のイベントが開かれ、『天空のお花畑』として多くの人を集めます。冬は金華山の眺望がさらにクリアになり、岐阜城天守もイベントにあわせてライトアップされることがあり、四季を通じて絶えず新たな表情を見せてくれます。

ライトアップと夜景

岐阜城周辺では、夜間のライトアップイベントも注目の見どころです。岐阜市は近年「日本三大山城夜景」のブランドを立ち上げ、岐阜城からの夜景を公式にPRするなど、夜の城山観光に力を入れています。ゴールデンウィークや夏休み期間中には「岐阜城パノラマ夜景」として天守閣の開館時間が午後まで延長され、市街地の夜景を楽しむことができます。また冬季には岐阜公園で開催される「ぎふ灯り物語」に合わせ、金華山ロープウェーで天守閣まで登り、夜間に無料で城内が公開される特別開館日があります。これらの夜間イベントによって、星明りの下でライトに浮かぶ岐阜城の姿や長良川沿いの夜景を眺めることができ、昼間とはまた違った幻想的な魅力を体感できます。

岐阜城へのアクセス方法

岐阜城は金華山の頂上にあるため、直接車で城山山頂まで行く道はありません。公共交通機関や登山道、ロープウェーを利用して訪れるのが一般的です。まず、JR岐阜駅または名鉄岐阜駅から岐阜市内を巡る「サイクルWEB(長良橋方面)」系統や岐阜公園方面行きバス(岐阜公園・歴史博物館前下車)で岐阜公園まで行きます。バス停から岐阜公園入口までは徒歩約3分です。岐阜公園には市営駐車場もありますが、土日祝は混雑するため公共交通機関がお勧めです。

岐阜公園に着いたら、岐阜城へは金華山ロープウェーか徒歩登山道で山頂を目指します。ロープウェーは標高329mの金華山の中腹(岐阜公園内)と山頂を結び、片道運賃は大人800円、小人400円(往復料金あり)です。乗車時間は約4分で、運行間隔は5分程度です。ロープウェーに乗れば山頂まであっという間ですが、徒歩で登るコースも複数整備されています。七曲り登山道(距離約1.9km)なら片道約60分の健脚コースで登れる人がいますし、自然散策を楽しむ「めい想の小径」などのやや長いコースもあります。徒歩登山では体力に応じて所要時間が変わりますので、無理のないペースで登ることが大切です。

車を利用する場合は、目的地を「岐阜公園」に設定するのが確実です。岐阜公園周辺には大宮町第1・第2駐車場(合計約700台収容)などの大型駐車場があり、ロープウェー乗り場にも近いです。さらに山麓に位置する展望台・鏡岩の無料駐車場も利用できますが、そこから城跡までは登山道を使う必要があります。なお、金華山ドライブウェイ(岐阜城へ直接はつながっていません)が21時には閉鎖されるため、夜間のアクセスには十分ご注意ください。

岐阜城周辺の観光スポット

岐阜城周辺には見どころが多く、城とあわせて楽しめる観光スポットが揃っています。岐阜公園は岐阜城のふもとに広がる大型公園で、芝生広場や庭園、遊歩道が整備されています。園内には「岐阜市歴史博物館」があり、岐阜の歴史や伝統文化、金華山・岐阜城にまつわる展示を見学できます。また、岐阜公園近くには日本一の高さを誇る大仏像「岐阜大仏」(正法寺)や金華山ロープウェー乗り場付近にある「金華山リス村」も家族連れに人気です。

岐阜城を下山したあとは、長良川沿いで鵜飼観覧船に乗るのもおすすめです。長良川は岐阜城の南麓を流れる清流で、毎年5月~10月にかけて鵜匠による伝統漁法「鵜飼」が行われます。鵜飼観覧船に乗れば、川面に灯る篝火と伝統の技を見ることができ、夏の夜を締めくくる情緒豊かな体験となります。岐阜公園には鵜飼船の乗合所があり、徒歩ですぐ訪れることができます。

また、岐阜城周辺には郷土料理や伝統工芸も楽しめるスポットがあります。例えば城下町の川原町(かわらまち)は趣のある町家の並ぶ観光名所で、飛騨牛串焼きや鮎料理などの郷土グルメを提供する店が軒を連ねています。岐阜名物の「鶏ちゃん(けいちゃん)」という鶏肉料理もこのエリアで味わえます。金華山ロープウェー乗り場付近にはカフェや土産物店が点在し、岐阜県産の和菓子や酒蔵の地酒などを楽しめます。金華山の麓には「金箔(きんぱく)工芸」の店もあり、金箔を貼った甘味や雑貨を見ることができるので、お土産探しも充実しています。

岐阜城のイベント情報

岐阜城周辺では季節ごとに多彩なイベントが開催されています。春には岐阜公園内の桜が見頃を迎え、夜桜のライトアップなど城山一帯が花見客でにぎわいます。夏は岐阜まつり(華まつり)が長良川周辺で開催され、その流れで岐阜城周辺も賑やかになります。秋には金華山頂にコスモスが咲く「天空のお花畑」イベントや、紅葉狩りを兼ねた散策が楽しめ、祭りとあわせた夜間のライトアップも実施されることがあります。さらに冬季には岐阜公園で「ぎふ灯り物語」と呼ばれる光の祭典が開催され、県伝統工芸の提灯や和傘によるライトアップが見られます。これらのイベントに連動し、岐阜城天守閣も夜間に開館される日があります。

近年、市は岐阜城の夜景を「日本三大山城夜景」の一つに選定し、夜間イベントを積極的にアピールしています。岐阜城の夜景観覧イベント「岐阜城パノラマ夜景」では、城の閉館時間を延長して長良川沿いの夜景を楽しめます。また特定時期には天守閣が無料開放されることもあります。なお、岐阜城の夜景は2025年に「日本夜景遺産(施設型)」に認定されており、その大パノラマは国際的にも評価されています。季節ごとの行事や夜間ライトアップと組み合わせて、岐阜城を訪れれば一層充実した観光体験が得られるでしょう。

まとめ

岐阜城は古くから美濃国の要所として栄えた歴史深い城址であり、現在は美しい眺望と展示で観光客を魅了しています。山頂の展望デッキからは町と山々が織りなす大パノラマを堪能でき、城内の史料展示室では織田信長や斎藤道三ゆかりの資料が見学できます。また四季折々の自然や金華山の森に囲まれ、夜にはライトアップや鵜飼といった地域行事と共に城を楽しむことができます。岐阜城はアクセスも良好で、戦国ロマンと絶景、周辺観光が一体となった岐阜観光のハイライトです。この記事を参考に、岐阜城周辺の史跡めぐりやイベントを満喫してください。

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