白鳥おどりと郡上踊り、違いを徹底解説!【歴史・踊り方・参加者】

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コラム

岐阜県郡上市で開催される夏の風物詩「白鳥おどり」と「郡上踊り」は、同じ郡上市のお祭りながら違いが多くあります。まずは会場や開催時期、踊りの特色、参加者層などを比較して、それぞれの魅力をしっかり理解しましょう。下の表では主な違いをまとめています。
なお、お祭りの日程や詳細は公式サイトなどの最新情報を必ず確認してください。

白鳥おどりと郡上踊りの違い

「白鳥おどり」は郡上市白鳥町、「郡上踊り」は郡上市八幡町(郡上八幡)で開催されます。どちらも盆踊りの伝統を受け継ぐ踊りですが、開催時期や踊り方、参加する人々の雰囲気が異なります。ここでは主な違いを表にまとめました。

項目 白鳥おどり 郡上踊り
開催地 岐阜県郡上市白鳥町(美濃白鳥駅周辺) 岐阜県郡上市八幡町(郡上八幡駅周辺)
開催期間 例年7月上旬~9月下旬(約20夜) 例年7月中旬~9月上旬(30夜以上)
踊りの特徴 テンポが速く激しい(「白鳥マンボ」と称されるスピード感) ゆったり優雅な「風流踊り」(浄土真宗ゆかり、誰でも参加しやすい)
参加者層 若者や地元踊り好きが多く、活気がある 老若男女幅広く参加、観光客や外国人も多く初心者歓迎
歴史・文化 白山信仰に発する約400年の歴史(白鳥の拝殿踊りは国指定無形民俗文化財) 江戸時代から続く伝統行事(10曲が国重要無形民俗文化財に指定、ユネスコ無形文化遺産「風流踊」の一部)

このように、会場や踊りのテンポ、歴史的な背景まで異なっています。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

開催地とアクセスの違い

白鳥おどりは美濃白鳥駅周辺を中心に町内各所で開催されるのに対し、郡上踊りは郡上八幡(郡上八幡駅周辺)の市街地各所で行われます。両会場間は長良川鉄道で約30分の距離なので、旅程に余裕があれば同日に両方をはしごすることも可能です。
郡上市は車や公共交通も使えますが、祭り期間中は特に混雑するので公共交通機関を利用するか、会場周辺の駐車場とシャトルバス情報を事前にチェックしておくと安心です。

開催期間・日程の違い

郡上踊りは例年7月中旬から9月上旬まで約30夜にわたり開催され、盆期間のお盆(8月13~16日)の徹夜おどりが特に有名です。一方、白鳥おどりは例年7月上旬から9月下旬まで約20夜開催され、盆の3日間(8月13~15日)に徹夜おどりが行われます。
どちらも夜8時頃から踊りが始まり、午前0時過ぎまで続きます。郡上踊りでは開催日によって踊りの場所が定められており(例:「徹夜踊り」「お手踊り」など)、白鳥おどりは毎夜舞台が変わるスタイルです。なお、いずれの祭りも公式発表をチェックし、当日の天候や運営の都合で変更になる場合があります。

踊りのスタイルと雰囲気

白鳥おどりは「白鳥マンボ」の別名があるほど、始めは比較的ゆったりしたテンポでスタートしますが、夜が深まるにつれて曲調も踊り方もどんどん速くなり、踊り手はまるで小走りのような激しい動きを見せます。そのスピード感に魅せられる人が多く、会場は熱気に包まれます。一方、郡上踊りは浄土真宗の盆踊りがルーツとされ、どの世代でも見よう見まねで踊りやすいように考えられた「風流踊り」です。曲はゆったりめで、長時間踊っても疲れにくい設計になっています。

例えば、白鳥おどりでは締めの曲である「艫柱山(ともばしらやま)」などで踊りが一気にヒートアップし、参加者のテンションも最高潮になります。対して郡上踊りでは「春駒」や「かわさき」など唱歌調の曲が多く、輪の動きも比較的リラックスしたものです。どちらも和太鼓・三味線・笛・踊り手の掛け声など生演奏で行われる臨場感あふれる踊りですが、その性格は対照的といえます。

参加者層の違い

白鳥おどりはテンポが速く体力が必要なため、若者をはじめ踊りに慣れた人が多く集まります。地元の踊り好きはもちろん、県外から若い踊り手も多数訪れ、大変活気があります。郡上踊りでは、家族連れや外国人観光客まで初心者でも気軽に輪に加わる姿が見られます。祭り中は浴衣や甚平で踊る地元民に混ざって、Tシャツにリュック姿の観光客が下駄を鳴らす風景も珍しくありません。
老若男女が入り混じって長時間踊り明かせるのが郡上踊りの魅力であり、白鳥おどりではテンポの変化を楽しむ若い踊り手たちによる熱狂的な盛り上がりが特徴です。

歴史・文化の背景の違い

白鳥おどりは、その起源を岐阜県白鳥町の白山信仰に根ざす盆踊りに持ちます。市の公式発表によると、白鳥の拝殿踊りは約400年の歴史を誇り、かつて神社の拝殿の板床で行われた素朴な踊りが原形です。昭和期になって盆踊り屋台を用い、人々が自然発生的に歌い踊る娯楽となり、今日の活気ある祭りに発展しました。現在では「白鳥おどり保存会」が伝統種目の整備を行い、地域の文化として後世に継承しています。

郡上踊りの歴史は江戸時代にさかのぼります。戦国期から江戸初期、地域の人々が盆の数日間を「無礼講」として町中で踊る習慣が奨励され、庶民の社交場となりました。郡上藩はこれを奨励し(特に天和年間以降)、踊りが祭礼として広がったとされています。郡上踊りでは「郡上の八幡出てゆく 雨も降らぬに袖しぼる」などと歌われるように歌詞と振付が伝えられ、江戸後期から明治にかけて盆踊りとして確立しました。近世から続く郡上踊りは国の重要無形民俗文化財に指定され、さらに昨今ではユネスコ無形文化遺産(風流踊り)の一部に登録されるなど高く評価されています。

白鳥おどりの特徴と魅力

白鳥おどりは郡上市白鳥町で古くから続く盆踊りで、特にスピード感あふれる踊りが魅力です。祭りは例年7月上旬から9月下旬まで約20夜にわたり行われ、祭期間中は街中に踊り屋台が繰り出します。伝統的な踊り方を守りつつも、若者を中心に賑わうエネルギッシュな雰囲気が特徴です。

歴史・起源

白鳥おどりの原型とされる「拝殿踊り」は約400年前から続く伝統で、白鳥神社などの拝殿で踊られていました。明治~昭和初期には踊り歌が増え、太鼓や三味線・笛のお囃子を取り入れて公演化。戦後には保存会が組織され、今に伝わる主要な踊り種目を選定して継承しました。長い歴史の中で白山信仰と響き合いながら発展し、郡上市からは重要無形民俗文化財に選ばれています。

踊りと雰囲気

白鳥おどりの最大の特徴はそのテンポの速さです。切子灯籠を吊るした「おどり屋台」を中心に参加者は輪になって踊り、下駄の音や手拍子が響きます。代表曲「艫柱山(ともばしらやま)」などでは徐々に速度が上がり、まさに躍動感あふれる舞いを体感できます。踊り手たちは時に「白鳥マンボ」と呼ばれるほど激しく踊り、息も絶え絶えになることも珍しくありません。その分、踊り終えた後の達成感や一体感は格別で、熱烈なファンが多いのも頷けます。

開催概要と見どころ

白鳥おどりは長期間の開催の中で、特に以下の見どころが知られています:

  • 白鳥の拝殿踊り:祭りのスタートを飾る、神社の拝殿で行われる伝承的な踊り。地元では盆踊りの原点とも称されています。
  • 徹夜おどり:お盆期間中(8月13日~15日)の3夜連続で夜を徹して踊り明かす一大行事。本殿前に吊るされた切子灯籠の下で、東の空が白むまで踊りが続きます。
  • 変装踊りコンテスト:祭り最終日に開催される仮装大会。踊りに合わせてユニークな仮装を披露する参加者が観客を楽しませます。

これらの催しが白鳥おどりを特別なものにしています。いずれも参加型で、観覧者も輪に加わって踊れるので初心者でも楽しめる雰囲気です。

郡上踊りの特徴と魅力

郡上踊りは「日本一の踊りのまち」と称される郡上市八幡町で行われる盆踊りで、例年7月中旬から9月上旬の30夜以上にわたるロングランで知られています。江戸時代以来の伝統を誇り、地元民や観光客が世代を問わず輪になって踊り継ぐコミュニティ的な祭りです。

歴史・伝統

郡上踊りは江戸時代に地域の社交場として広まり、戦後に保存会が結成されて復興されました。全10曲が国の重要無形民俗文化財に指定されており、日本三大盆踊りの一つにも数えられています。2022年には「風流踊(ふりゅうおどり)」の一環としてユネスコ無形文化遺産にも登録され、国内外から注目を集めています。「郡上の夏はおどりに始まり、おどりに終わる」とも言われるほど、地元では踊りが生活文化に深く根付いています。

踊りと雰囲気

郡上踊りの踊り方はシンプルで、誰でも輪の中に入って参加できます。笛・太鼓・三味線の調べに合わせ、歌詞や掛け声に合わせて足踏みや手拍子を行う基本動作が中心で、繰り返し踊れるよう工夫されています。初心者でもすぐに踊れるので、夜を徹して長く踊り続けられる点が特徴です。例えば曲「春駒」では、静かに歩み寄るような動作から始まり、自然にリズムに乗ることができます。祭り全体には懐かしい民謡の雰囲気が漂い、あたたかな一体感に包まれます。

開催概要と見どころ

郡上踊りの祭りでは、特に以下のようなイベントや舞台があります:

  • 郡上おどり発祥祭:7月の開催開始にあたるお祭りで、郡上八幡中心部に設置されたおどり屋台を鼓舞しながら踊り手が巡行します。
  • 徹夜おどり:8月13日~16日の4夜にわたる夜通しのおどり。七重八重にも広がる踊りの輪が織りなす光景は壮観で、祭りのクライマックスとなる行事です。
  • 変装おどりナイト:開催期間中の数夜に行われるコスチュームパーティー。浴衣や仮装で思い思いの姿を披露しながら踊り、観光客や地元の人々の交流が生まれます。

また、郡上八幡の市街地には七夕まつりや薬師祭りなど地域に根ざした縁日も多く、各会場を移動しながら一か所ごとに踊る光景が続きます。どの夜も、老若男女が輪になって踊り、地域の伝統を体感できます。

まとめ

白鳥おどりと郡上踊りは同じ郡上市で夏に開催される盆踊りですが、会場・日程・踊り方・参加者層などに大きな違いがあります。白鳥おどりはスピーディで若者が中心、郡上踊りは老若男女が参加できるゆったりとした踊りです。しかしどちらも生演奏による臨場感、地域の温かい雰囲気、一夏の思い出づくりには欠かせない祭りである点は共通しています。開催期間や会場は年によって変わる場合があるので、現地の観光協会や公式サイトの最新情報を確認の上、興味に合わせてぜひ両方を体験してみてください。

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